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医食同源

    

医食同源
◆都市型ホテルには、必ずトレーニングジム、並びにプールや、ラウンジを付帯としているフィットネスクラブを備えています。入会するにはそれなりの個人環境を整えている方に限り、それゆえに求めるステータスと、健康に留意されている中高年の方々がほとんどです。莫大な入会保証金を支払い、高額な年会費もプチセレブの入口です。ホテルとしてそんな会員の方々は、顧客の中でも上顧客・・IP〜VIPとして、おもてなしにも特別に心配りもすることになります。

18年前に、ある都市ホテルに勤務していた時です。各セクションの管理職者全員に当時のホテル社長のお言葉一括で、年2回、接待ゴルフならず、接待ジョキングを皇居外延一周で行うことになりました。マラソンと言えば学生時代のきつく、苦しい思いでと、罰則としてのイメージが強いものでした。案の定スタートしてから1キロで接待どころではなくなり、皇居外延一周の、5キロをヘロヘロ状態でビリから2番目にゴールを切る体たらくでした。・・・さてさて自分では、学生時代には、随分と長く運動部にも属し、こんな筈ではないと思う気持ちと、長く社会人になり運動とは、疎遠になった結果に無性に腹が立った事を思い出していました。悔しさの反動は、もう仕事所ではないと!勤務時間意外はジョキングのトレーニングに費やし、半年後の接待ジョキングでは、2位でゴールを切る事が出来、やれば出来るの錯覚から、それ以来趣味として気が向いた時に今でも走っています。

動機は、脆弱(ぜいじゃく)でも、あれから18年。4年間ほどまったく走らない状態のときもありましたが、ここ数年思い出したように走ることに喜びを感じています。加齢と供にタイムは、遠く昔に及びませんが、楽しく走れることが、市民ランナーの良さと感じています。又この楽しみを維持するには、それなりの知恵を付けなければと考えるのが必然です。タンパク質の最小単位アミノ酸を運動前後に補給、長い距離を走るときは、ランニングパンツのポケットにアミノ酸タブレットを1錠。走り終わった後には、疲労回復に速く、アミノ酸より体内吸収が早いとされる、大豆ペプチドドリンクを飲み、疲労の元である乳酸除去の促進に役立つ、クエン酸を多く含んでいる柑橘系果物。レモンのハチミツ漬けや、みかん等を取っています。もちろん暑い、寒いに関係無く、脱水に気を付け、走る前には、充分な水分を補給しています。

スポーツ医学が発達した現代、スポーツのタイプによって摂取するサプリメントやタイミングが重要になって来ているのが判りました。又 就寝時間・、起床時間は、年齢に関係無く、疲労回復に必要な成長ホルモン、活動前のエネルギー、副腎皮質ホルモンの分泌が促されます。早寝、早起きは、生体バランスの根本と理解できました。しかし、あまりに情報過多で、ベースとなる朝、昼、晩の食事に無頓着になっている帰来がないとは言えません。最近耳にした格言で、「及ばざるは過ぎたるにまされり。」(何に付け、やり過ぎてはいけません)の徳川家康の言葉です。この言葉を さる コラムで偶然目にして ふと 気付きました。サプリメントに注視し過ぎ、本来の食を重視しないのでは、本末転倒!バランスの良い食事が何より重要な知恵袋だと悟らされました。達観するには100年早いでしょうが、海の幸、山の幸、畑の幸に畜産の食。「医食同源」を、今一度考える良い時になりました。

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