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ナプキンの使い方

  

ナプキンの扱い方
 席にアテンドして頂き、食前酒も決まり、メニュー内容も注文も済みました。目の前にあるナプキンは、どうすれば良いのか・・・

中央の皿をショウプレート(Show Plate),レイプレート、デコレーションプレート、など呼び名は各レストラン様々ですが、ここではショウプレートでご説明致します。見て楽しんでいただく為、並びにレストランの格式の象徴存在と考えて頂いて結構です。大倉アートチャイナ、ナルミ、ノリタケ、など日本の主流陶器、磁器会社に特別発注をしているケースが多く見られます。もちろん海外のブランド銘柄、ウエッジウッド、リチャードジノリ、マイセン、ロイヤルコペンハーゲン等使用ケースもあります。レストラン、やホテルの象徴ロゴを入れたり、エッジを金の縁取りにしたりと、格式を表しています。そのショウプレートの上にナプキンをさりげなく置いているのが一般的で、もちろんここでも例外的にショウプレートを協調したいが為に、ブレドプレート(Bread Plate)、パン皿にナプキンを置くケースもあります。

 レストランスタッフとのファーストコンタクトも終わり、急ぎナプキンを広げるのはいかがなものでしょうか。ゆっくりと落ち着いた所で主客がナプキンに手を付けはじめたのを見届けてから膝の上にのせましょう(宴席にて、式次第にもとづいて、挨拶、乾杯のある場合はその後になります)

 ナプキンは、なるべく折り方をシンプルにしています。直接口を付けるナプキンはレストランスタッフが何度も工夫をして折り方を細工することは手垢、手脂をそれだけ付着させる事になり衛生上の考慮も考えてシンプルにしてたたんでいます(婚礼宴席の新郎、新婦の鶴、亀の儀礼的ナプキンの折り方は別)

たたんだまま膝の上に置き、二つ折りまで広げ、折山を手前にして置くのが使い勝手、見た目にもエレガントです。

ナプキンを広げる時はテーブル上ではなく、あくまでも膝もとで広げて下さい。片手で大きく広げるのはもっての外です。

映画やテレビの演出の中でナプキンを首元に挟み汚れをふせぐシーンがありますが、ヨーロッパの大昔、揺れのひどい時代の電車内食堂でそんな使用の仕方をしたそうです。現在ではあり得ない方法ですので映画やテレビの中でのジョークとしてご覧なって下さい。

ナプキンは口元を拭うもので、ごしごしとふく物ではありません。あくまでも口元を押さえるようにして使用して下さい。又、ナプキンは口、指先の汚れを拭うもので、それ以外にテーブルや、ナイフ、フォークの汚れを落とすことのないようにして下さい。食事中に小骨や、タネなどを口から出す。そんな時にはナプキンで隠して取り除き、使用して下さい。食事の途中どうしても中座しなければならない時にはナプキンを、軽くたたんで、座っていた椅子に置きます食事が済んでいざテーブルを立つ時には、軽くたたみテーブル上に置きます。その際綺麗にたたみ過ぎない事、逆に、グシャグシャに置かない事もマナーです。軽くたたみ席を立つのが、料理、サービスともに満足をしましたの合図ですので覚えておきましょう。

ナプキン事態のサイズとして、その昔は、72cm×72cmを基準としての大きめなサイズでもてなしたのが、しだいに簡略化し、現在では60cm×60cmが一般的に各レストラン使用しているのが現行と思われます。

   


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