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デザートのマナーと知識6

    

デザートのマナーと知識E
◆その昔、約1万年以上前、洪積世氷河期最後の時代にインデアンの祖先は遠くアジアの地からベーリング海を経て新しい大地へと波状的に渡ってきたといわれていま。とてつもないバースデー(誕生日)、から物語が始まり、現在の人種のルツボ、アメリカの歴史となったのは元を辿れば、先住民・ネイティブアメリカ(アメリカインデアン)のアジア系民族の知恵と勇気が始まりでした。バースデーは年輪となって歴史を作っていきます。アメリカの先住民がそのバースデーを記念してケーキを作り始めた?そんな希望的な個人の想像歴史を語った訳ではありませんが、物事の始まりには、知恵と勇気が必要なんだと感じます。

では、個人のバースデーの時に最初に頭に浮かぶ必須アイテムは、何方でもケーキと考えるのではないでしょうか?それも、イチゴの乗ったデコレーションケーキを思い出すのがごくごく一般的であるように思います。いわゆるショートケーキを集めて、ホール状にしたのがとても人気であるのは今も昔も変わらないケーキ界のクラッシックです。

ショートケーキさて、そのショートケーキの今のスタイルを作り上げたのは、イタリアでも、フランスでも、ドイツでも無く、元を辿れば、ここ日本でのことだったのです。カステラを原型とし、スポンジケーキにアレンジし、柔らかく甘い生クリームで固め、上にイチゴを乗せる三つの組み合わせを誕生させたのは昭和の初めだそうです。当時のパテシエ(ケーキ職人)のもっとも日本人の口に合ったケーキを作るという意気込みと、知恵と勇気でした。現在も含め、まさしくケーキ界の革命でした。まったく当たり前に西洋からのケーキと勘違いをしていました。身近なものこそ当たり前すぎて考えに及ばないものです。小ぶりなデザートナイフ、フォークが出てきますので一口サイズにカットして召し上がり頂ければと思います。イチゴを先に召し上がるか?スポンジケーキを先に召し上がるか?マナーはございませんので、お気に召すままです。

日本国中どこのケーキ屋さんでもウインドーには、ショートケーキは欠かせません。日本人が一番好むケーキだからです。昭和初期の日本人の卓越した創作から頂いたショートケーキ。あなどることの出来ない、圧倒的存在感。幸福なため息をつくバースデーケーキ。ふたたび、みたび、出合うたび輝きを増す。そんなケーキとは、世の東西を問わず、そう、お目にかかるものではないもですが、身近に有りすぎて、その幸福感を感じないのが現実です。ショートケーキの素晴らしさをこのコラムを読み終え少しでも感じて頂けたなら直ぐにでも、近くのケーキ屋さんに行き、召し上がって見てはいかがでしょうか!

改めて昭和初期の、日本人のパテシエを誇りに感じることが出来るはずです!

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